anjel
打ち上げ
ギラギラと照りつける太陽。
自転車通学の私にとって、一番の敵。
こういう時、バス通学の人が羨ましくなる。
先が見えない坂道をのぼりきると、
ようやく学校が見える。
教室のドアを開けると、いつもは少ない人数なのに
ほとんどのクラスメートが来ていた。
……なにごと!?
「あ、幸望ちゃんおはよ~」
「おはよ、智ちゃん。
それより、どうして早いの?」
「昨日の結果がまだ信じられなくて♪」
「ほんとテンションあがったよねー!!」
智ちゃんと朱里が笑顔で話す。
確かに、私も余韻に浸ってる。
昨日までの、学祭に………