anjel
切なそうに言う翔輝。
普段、こんな事話さないから、
翔輝の一言が重く聞こえる。
私の知らないとこで、そんな事思ってたんだ…
胸がぎゅっとなる。
私が、先輩の事で悩まなければ。
先輩とご飯行かなかったら。
翔輝は悩まずにすんだのかもしれない。
そう思ったら、自分が嫌になってきた。
やっぱり私、人を不幸にしちゃう要素みたいなの
持ってるのかな………
これからも、いろんな人傷つけちゃうのかな…
怖くなって、翔輝の服を掴んだ。