anjel
「みっくん先輩お久しぶりです!」
笑顔でそう言うと、みっくん先輩は急に私を抱きしめた。
「あ~癒し~~」
ぎゅーっ。
「せ、先輩!?」
「んー?」
「は、離してくださいっ」
わわわ、心臓がバクバクする!
「メールで言ってたじゃん」
そう言って、さらに腕の力を強める先輩。
ドキドキが先輩に聞こえそう……!
「幸望ちゃん?」
「は、はい…?」
「よしよし」
私を抱きしめたまま、頭をなでる先輩。