anjel







次の日。


「じゃー団長から話があるみたいなんで。

 幸望ー!」


「あ、はい!」


朝のHRの時間に、みんなの前に出てきた私。


「昨日の放課後に、団色決めてきました。」


私の言葉に、リーダー達がゴクリと唾を飲む。


「私たちの団は、Aブロックで黒色になりました!」


「よっしゃ!!」


「テーマ通りじゃん!!さすが幸望!」


岸本くんとハルが立ち上がってガッツポーズをした。


その姿にみんなが笑う。


「テーマは昨日各リーダーと話し合って、

 ”天使と悪魔”にしました。

 今日の放課後に役割決めるので、

 何がいいか考えておいてください!」


私がそう言うと、「はーい!」という返事が返ってきた。








< 386 / 600 >

この作品をシェア

pagetop