anjel
「どうせ、自分の甚平の文字から考えたんだろ」
「っ!」
翔先輩、エスパー…?
「そうなの?
ま、いーんじゃない?楽しみ~♪」
そう言って亮二先輩はドラムを叩く。
「学祭見に行くから頑張れよ」
「翔先輩来てくれるんですか!?」
絶対来ないと思ってたのに!
「俺も奏多も瑞希も行くよ~♪」
「ほんとですか?」
嬉しい…
先輩たちが来てくれるなら、もっともっと頑張らないと!!
そう意気込むと。
「よっ!」
ライブハウスのドアが開いて、みっくん先輩が笑顔で入ってきた。