anjel
そんなことを思っていると。
「幸望?次は2年の教室!!
さっさと行くよー!」
「わ、ハル!まって!」
笑いながら走るハル。
ハルは運動神経いいから、着いて行くので精一杯。
2年の教室に着いた時には、もうヘトヘトになっていた。
「はぁ……はぁ……」
「団長しっかり♪」
「もう…ハルの馬鹿。」
睨みながら言うと、「そんな顔しても怖くないも~ん」という返事が返ってきた。
とりあえず息を整えて、教室のドアを開ける。
……さっきよりもすごい視線。
女の子多いな~。
あ、文系だからか。
なんて呑気なことを考えていると。