anjel
ライブ
雲一つ無い、青空。
ギラギラと照りつける太陽の下。
「これより、第38回学園祭を開催します!!!」
「「「「わーーーーーー!!!」」」」
校長先生の言葉で、待ちに待った学園祭が開催した。
「きゃー!!
始まったねーー!!!」
「テンション上がってきた~♪」
「しゃー!優勝ねらってくぞー!!」
「ハルちゃん怖い(笑)」
グラウンドで開会式が終わると、私たち生徒は体育館に移動していた。
朱里、麻衣ちゃん、ハル、智ちゃんのテンションが異常なくらいに高い。
もちろん私もテンションは上がってるんだけど。
「幸望!!
早くこっち来いよ!!
オープニング始まるぞ!!!」
「え!?
柳崎くん待って!!!
ごめんみんな、私行くね!!」
「幸望がんば~♪」
赤団団長の柳崎くんに呼ばれて、ステージ裏に駆け込む。
すると、そこには団長全員が揃っていた。
「お、遅れてごめんなさい!」
「大丈夫だよ~?
僕らも今来たところだから」
黄色団団長の和久井くんが癒しスマイルでそう言う。