anjel








よく分んないけど…


もうそろそろ教室行っても大丈夫だよね?


そう思い、トイレから出て教室へ向かう。


いったいなんなんだろ?


朱里が慌てるなんて珍しかったし…


…てらもっちゃん怒ってるとか?


私とハルがなかなか帰ってこないから!?


それじゃあ朱里が慌ててたのは、


てらもっちゃん怒ってたからで、


ハルは私を庇って怒られてるところ…!?


せっかく楽しい学祭だったのに!


ハルだけ怒られるなんて、絶対駄目。


私はそう思って、走り出した。


こんなとき、足が遅い自分が嫌になる。


早く着け…!!



「はぁ…はぁ…」


ようやく着いて、息を整える。


そうして、勢い良く教室のドアを開けると ───








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