anjel
突然叫んだ私にみんなが注目する。
前はこうやって注目されるのが苦手だったけど、
団長やったおかげで克服された。
「みんなで、写真撮ろ!」
私がそう言うと、みんな笑顔になってうなづいてくれた。
隣のクラスから1人来てもらって、
カメラマン役をしてもらう。
「あ、てらもっちゃん呼ぶ?」
朱里が言う。
「いいんじゃない?別に」
ハルがそう言ったのと同時に、教室のドアが勢い良く開いた。
「げ!」
「おいこらハル!!
お前なー!!」
「てらもっちゃんごめん!」
どうやら教室の外で様子を見てたらしいてらもっちゃんが
ハルの言葉を聞いて我慢できずに入ってきたみたい。
てらもっちゃんらしいや。
「じゃ、てらもっちゃんと幸望ちゃん真ん中ね〜♪」
智ちゃんにそう言われ、真ん中にいく。
「じゃ、いきまーす!」
ハイ、チーズ!
後で見せてもらうと、
私は今までで最高の笑顔で写っていた ───