anjel







靴を脱いでいると、翔輝が入ってきた。


「あら、おかえりなさい」


おばさんはそう言って、リビングの方へ行ってしまった。


今、二人きりにしてほしくないのに……!


「おい、幸望。」


ビクッ。


後ろから、不機嫌オーラが感じられる。


「な、なに?」


恐る恐る振り向くと、腕を組んで私を見下ろしている


鬼のような形相の翔輝が………







 
< 51 / 600 >

この作品をシェア

pagetop