今日からトップ!?
「侑哉くん?
どうしたの?」
"頼・・・?
試合はどう?"
「とっても、楽しいよ!!
私の学校が勝ってるの」
"そう・・・"
侑哉くんの声は、どことなく寂しそうだった。
「どうかしたの?」
"ううんっ、なんでもない!!
楽しんでね?
帰りは気をつけてね?
絶対一人で帰ったらダメだよ?"
「え、うん?」
"じゃあ・・・"
電話はそこで一方的にきられた。
おかしい。
いつもなら、生意気な口たたいてくるくせに・・・
なにかあったのかな?
「頼っ、いたいた!
何してんのっ、高島のフリーキックよ!」
「え、行かなきゃ!」
私は千秋と戻る。
この時、侑哉くんの異変を軽く考えなかったら・・・
「頼・・・みんな・・・ごめん。」