今日からトップ!?
[秀太郎side]
ヴーヴー・・・
「頼からメール!!」
"ビックパフェを食べに行こう! 頼"
これって・・・これって・・・
「デートのお誘い! ?」
「どした?」
竜が聞いてきたので、自慢気に伝える。
「俺も行く・・・」
竜は不機嫌そうに言う。
連れて行くわけないだろ?
だって、頼と二人でデート・・・
「竜・・・悪いが、行ってくる。」
俺は不機嫌さMAXの竜をアジトに残し、頼との待ち合わせに行く。
待ち合わせの公園に着いたが、頼の姿はない。
「早く来すぎたかな?」
俺はベンチに座って、携帯を取り出す。
「これはこれは、秀太郎さん。
一緒に遊びませんか?」
あっという間に、不気味な笑みを浮かべる男たちに囲まれる。
「・・・あいにく、男になんて興味ないんでね。
できれば、可愛い女の子がいいなー、なんて。」
これは、あまりよろしくない流れ。
ってか、頼は!?
「侑哉さん、こいつ、本当に来ましたね?」
「侑哉・・・?」
男たちの影から、侑哉が出てくる。
「秀太郎、相変わらず、馬鹿だね。
ごめんけど、頼はここにこないよ?
秀太郎あてへのメール、僕が送ったから。」
侑哉は、淡々と話す。
その侑哉の瞳は冷たく・・・
まるで、ACEに来たばかりの時と同じ。
侑哉はクイッと眼鏡をあげる。
「僕のメールに騙されて、ここに来るなんて、本当に馬鹿だよね、あんた。」
侑哉、なんでだよ。
「侑哉さん、こいつ、やっちゃっていいですか?」
男たちは、準備体操とでも言わんばかりに、肩を鳴らしたし、腕をまわしている。
「・・・いいよ。」
侑哉の冷たい声が、静かな公園に響いた。
「っ・・・」