今日からトップ!?
デート中なんですけど。
「末吉、待った?」
爽やかな笑顔の高島くんが走ってくる。
しかも、制服なんかじゃなくて、私服。
またまたそれが、高島くんに似合ってて、高島くんの格好良さを倍増させてる。
「ううん、私も今来たところ!」
「良かった・・・
じゃあ、行こっか。」
そう、今日は高島くんと、遊園地に行くのです!
あの高島くんと、学校以外で会えるなんて。
しかも、遊園地・・・
ほんと、恋人みたい!
なんて、調子にのっております。
「末吉?」
「あ、ごめん!
それより、誘ってくれてありがとう」
「ううん。
これのお礼・・・まだできてなかったから。」
高島くんは手首のミサンガを指差しながら言う。
「まだつけてくれてたの?」
「当たり前!
せっかく末吉が作ってくれたんだもん。
肌身離さず持ってたいし。」
高島くんは、照れ臭そうに笑う。
あぁー・・・あのミサンガになりたい。