今日からトップ!?
[侑哉side]
「侑哉、なんであそこで引き返したんだよー!」
「今頃付き合ってたらどうすんだ?」
「・・・だって、頼、
凄い困った顔してたから。」
いくら僕だって、あんな顔されて傷つかないわけがない。
おかしいな。
頼のことになると、得意な計算も全くできない。
どうしたら振り向いてくれるのかも、全然分からない。
「くそっ・・・」
でも、一つ言えるのは・・・
「僕の計算が正しければ、高島ってやつはあれから頼に告白できてないよ。
まだ付き合ってないから大丈夫。」
秀太郎も竜の顔が一瞬にして、パァッと明るくなる。
ま、いい感じに、
高島に僕たちの存在を見せつけれたんじゃないかなぁ~。
「侑哉、笑ってる。」
「怖っ!!
鳥肌、鳥肌、ほらっ、鳥肌!!」
頼。
キミが困った顔をしようが、
僕は手加減しない。
覚悟してって、言ったよね?
僕は絶対振り向かせてみせる。