今日からトップ!?
「侑哉くん、離して?」
「やだ。」
侑哉くんは、真剣な顔して言う。
「お願い、離して!!」
「やーだ。」
なんなんだ、この子は。
私は必死に抵抗するが、やはり侑哉くんの力にはかなわなくて。
いつもニコニコしている侑哉くんでも、こんなに力あったんだなぁと、改めて思う。
そっか、これがあれか!
信が言われていた、
普段可愛いのに怒ったら男!
ギャップ萌え!
いやいや、萌えないよ。
危険だよ、危険!!
「侑哉くんっ」
「ゆーや。」
侑哉くんは、少し拗ねたように言う。
「呼び捨てで呼んでくれてもよくない?
そろそろ。」
確かに。
私、秀太郎は幼馴染だから、そのまま秀太郎だけど、
竜くんと侑哉くんは、呼び捨てではないなぁ。
「侑哉!
ほら、言ってみて!」
「ゆ、うや・・・くん?」
「ふざけてるの?」
侑哉くんはニコニコしながらも、怒ってらっしゃる。
仕方ないじゃん!!
今までずっとそう呼んできたんだから。
そこらへんの習慣性を分かっていただきたい。