今日からトップ!?
「どうやったら、頼は僕を見てくれるのかな・・・」
いきなり弱々しく呟く侑哉くん。
「他の女だったら、どうやったら落とせるか、うまく計算できるのにな。」
「侑哉くん・・・?」
「・・・こうなったらさ、
無理やり虜にするしかないよね?」
え?
侑哉くんは口角を上げ、ニヤリと妖しい笑みを浮かべる。
侑哉くんはゆっくりパーカーのチャックをおろしていく。
「侑哉くん、だめっ・・・」
「ダメじゃない。」
侑哉くんは、パーカーのチャックを全て下ろし終える。
「 頼が悪いんだからね。」
そういって、私の首元に顔を埋め、首筋に優しくキスを落とす。
それがなんだか、とてもくすぐったくて・・・
「ゆ、やぁ・・・っん。」
分かってる。
自分でも恥ずかしいような声が出てしまう。
侑哉くんのサラサラの髪が私の顔に触れて、少しくすぐったい。
「侑哉くん、やめて・・・」
「やだ。」
侑哉くんは、ニコっと笑い、私のTシャツに手を触れる。
「やめっ・・・」
もうダメだと、半ば諦めかけたその時。
「ゆうやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ものすごい怒鳴り声が、アジトに響く。
「チッ、帰ってくるの、案外早かったね。」
侑哉くんは、私からさっと離れ、私の手を引いて立たせる。
「秀太郎っ、竜くん・・・」
そこには、息を切らした2人の姿。
助かった・・・・・