今日からトップ!?
「なに、双子?」
「二人とも可愛いねぇ。
キミもおいでよ。」
男は、信の腕も掴む。
きっと、信のことを女の子だなんて勘違いしてるんだ。
ってことは、私に女の子の魅力がないってわけじゃないのか!
信に間違われるのは。
「頼、行こう。」
信は男の手を振り払い、私の手を掴む。
「そう逃げるなって。」
男は信の肩をつかむ。
そして、
「うわっ」
数秒後、男は殴り倒されていた。
「俺に触んな、汚い。
んでもって、そんな汚い手で頼に触るな。」
さっきまでのニコニコ信は消え、男たちを冷たい瞳で睨む怖いノブ。
男たちは顔を真っ青にして走って逃げて行く。
「もう、頼何してんの?
一人でウロウロしてから・・・
ほんっと、危なっかしい」
そう言って、信は私の手を掴み、引っ張って行く。
いつもの信だ。
「信、ありがとう!」
「俺、怒ってんだからね!」