悪魔の微笑み







「自然淘汰。

仕方ねぇよ」




不意に一番聞きたくない声が聞こえた。




こんな時に限って。

あたしの身体を恨んでいる時に限って。

奴は飄々と現れる。







あたしは後ろを振り返り、輝を睨んだ。

ありったけの敵意を込めて。

それでも輝に効くはずもなく、さらなる一撃を喰らわされる。





「弱い奴なんて、死んでしまえ」




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