悪魔の微笑み




「謝って」




あたしの声が裏庭にこだました。

輝は何も言わず、微かに目を見開いている。





「生きようと頑張ってるのに、死ねだなんて。

本当に最低。

あんたなんか……」



「分かったよ……」




輝は頬を押さえたまま、静かに声を発した。





「……悪かった」



「え!?」





思わぬ輝の反応に、敵意すら忘れて輝を見ていた。





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