悪魔の微笑み






職員室に入り、荷物を取る輝。




「お先に失礼します。

これから、よろしくお願いします」




と、先生たちに丁寧に頭を下げた。





本性を決して見せない輝は、本当に世渡りが上手い。

先生たちも何も怪しむことなく輝に笑顔を返す。





「白浜先生は熱心だね」



「生徒からの評判も上々みたいよ」




そう褒める先生たちに、




「ありがとうございます」




頭を下げる輝。



本当に調子がいい。

その頭をひっぱたいてやりたい。




< 120 / 307 >

この作品をシェア

pagetop