悪魔の微笑み





「……で、今日はどこ行くの?」




あきれ返ってそう聞いたあたし。

どっちにしても、そう長く付き合うつもりもない。

隙をみて、逃げ出そうとした。




輝はそんなあたしの心の中を知っているのだろうか。

前を見たままその形のいい口を開いた。





「クラブ。DJのイベントがある」



「はぁ!?」







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