悪魔の微笑み




「……ってェな……」




頭を抱えながら起き上がる輝。




「凶暴な女だ」




そう言って、ゆっくり視線を上げる。





見られたくない!



そう思い、姿を消そうとする。

だが、今のあたしには魔力なんて残っていなくて。

肩を抱いて力なく震えているだけだった。





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