悪魔の微笑み





「どうしてあたしは悪魔なの?」




悪魔だから、天使とは結ばれることなんて出来ない。

醜いあたしは、美しい輝とは正反対。ず




っと悪魔なんて嫌だと思ってきた。

だけど、今日ほどそれを嫌だと思った日はなかった。






「あたし、天使になりたかった」




輝の身体に力が入る。




「尊くて美しい天使に……」





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