悪魔の微笑み









それ以降は全く授業にならなかった。

ただ、化学の演習問題とにらめっこしていた。





自慢ではないが、学力には自信がある。

どうやらあたしのIQというものは、それなりに高いらしい。

だけど、輝の出した演習問題には全く歯が立たず。

邪念だけでなく、演習問題とも必死で戦った。





きっと、あたしのプリントだけ難しいものに書き換えられているのだろう。

どこまでいっても輝は意地悪だ。





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