悪魔の微笑み





でも……





「何であたしなの?」




それはずっと思っていた疑問。



悪魔なんてあたし以外にもたくさんいる。

それなのに……





「理由がないといけねぇのかよ」




輝は低く呟いた。

だが、あたしの頭の中に突発的に浮かんだ言葉。




「アキ……」




あたしは、その言葉を発していた。




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