悪魔の微笑み





「ごめんごめん、玲。

玲がそんなに絶叫マシン無理なんて思ってなかった」



「俺が隣に乗っていたのに……」




心底申し訳なさそうにする二人。

そんな二人を見ると、あたしの方が申し訳なく思えて。




「大丈夫だって、こんなの!」




立ち上がろうとしたが、視界が反転して無様に地面に倒れこんだ。



馬鹿、あたしとしたことが!!






「無理しちゃいけないよ!」



「俺、飲み物買ってくる!」




そう取り乱す二人に、




「二人は遊びに行ってきな。

森野は俺が見てるから」




何と、地獄行き宣言をする輝。

それだけは何としても阻止しないと!





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