悪魔の微笑み




「本当に?」



「あぁ」



「嘘ついてない?」



「……どれだけ信用ねぇんだよ」





輝はそう言って眩しいほどの笑みを浮かべる。

その幸せな笑みを見たら、あたしも幸せになって。

心の中の黒い部分なんて全て吹っ飛んでしまうようで。

あたしも満面の笑みを浮かべて輝を見つめていた。




< 263 / 307 >

この作品をシェア

pagetop