悪魔の微笑み






そんなことで、散々な一日が終わった。





悪魔にでも取り憑かれたような気分のあたしは、授業が終わった瞬間家に帰ることに決める。

輝がうろついているかもしれないから。

女子トイレにでも篭もり、そこからテレポートでもしようと考えた。






こんな方法、使いたくなかった。

あたしは人間らしく生きようと思っていたから。

だけど、輝の脅威には勝てなかったのだ。




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