悪魔の微笑み
顔を離し、あたしを見た輝。
唇を微かに血で染め、ぞっとするほど色っぽい瞳であたしを見る。
そして、恐ろしい言葉を吐いた。
「……ぶち壊してやる」
「え……」
身構える隙もなかった。
身体をがっしり掴まれたまま、あたしの太ももへと伸びる輝の手。
それが触れた瞬間、恐ろしい快楽があたしを襲う。
目の前が真っ白な光に包まれて、頭がぼんやりする。
「いいだろ」
耳元で輝の声が聞こえて、さらなる刺激があたしの身体を襲う。
恥ずかしいなんて気持ち、全くなかった。
あたしの頭は麻痺して、ただ快楽を求めている。
びくんと身体を反らせ、押し寄せる快感に顔を歪めた……。