その奴隷は愛に飢えて

「かわいー、ボクちゃん女の子ー?」

「ばーか、男だろソイツ」

「女みてえに弱そー」

「ほら、俺らと遊んでくれるんなら、見逃してやるぜ?」


「なにをっ……!」



6番目を庇うように腕を引いたキオザ。それがいけなかった。



「テメェにゃ用はねーんだようッ!」

「!! かはっ……」



鳩尾に拳をいれた男。キオザの意識が一瞬とんだ。


そのまま倒れたキオザを無視し、連中は6番目を再び囲む。


だけれど、キオザは諦めていなかった。

< 21 / 32 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop