インストール・ハニー
「ちょっと、楓くんアイス食べない?」
「そう、俺も食べたくて。青葉と一海はなにがいい?」
「そうだなー」
ちょっとちょっと。2人とも慣れすぎやしないか。もっとも一海はもとからこういう子だけれども。あたしの存在忘れていませんか。
「ちょっとーアイスとかってさぁ……なんかこう初対面のアレとか無いの2人とも……」
あたしは口を尖らせて文句を言った。店内の涼しさが頭をクールダウンさせる。
「初対面のアレってなによ。いいから青葉もアイスほら。選びなよ」
楓と一海は冷凍庫の前で既に選びに入っている。
「もう……」
仕方なくあたしもアイスを選ぶ。バニラって決まってるけど。
「イチゴにしようっと」
「はいはい、決まったらレジ行くよ」
「楓くん、青葉がおごってくれるって」
なんで。ああ、さっき言ったか。そういうの忘れてくれても良いのに。
レジに行くと、あたしと楓はバニラ、一海がイチゴだった。会計を済ませ、外に出る。買ったアイスが瞬時に溶けそうな暑さだ。ガッチリ気温が上がってるな。
「このまま買い物しようと思うんだけど、楓どうする?」
「いいよ、付き合う」
「楓くんと青葉がこのままデートするなら、あたしお邪魔しないけど」
こら一海。ニヤニヤすんな。
「なに言ってんの。ほら行くよ」
ずんずん歩いた。待ってよーと一海の声が聞こえる。アイスの袋を破き、口に含むと、冷たさと甘い味と香り。口いっぱいに広がった。夏だなぁ。
「そう、俺も食べたくて。青葉と一海はなにがいい?」
「そうだなー」
ちょっとちょっと。2人とも慣れすぎやしないか。もっとも一海はもとからこういう子だけれども。あたしの存在忘れていませんか。
「ちょっとーアイスとかってさぁ……なんかこう初対面のアレとか無いの2人とも……」
あたしは口を尖らせて文句を言った。店内の涼しさが頭をクールダウンさせる。
「初対面のアレってなによ。いいから青葉もアイスほら。選びなよ」
楓と一海は冷凍庫の前で既に選びに入っている。
「もう……」
仕方なくあたしもアイスを選ぶ。バニラって決まってるけど。
「イチゴにしようっと」
「はいはい、決まったらレジ行くよ」
「楓くん、青葉がおごってくれるって」
なんで。ああ、さっき言ったか。そういうの忘れてくれても良いのに。
レジに行くと、あたしと楓はバニラ、一海がイチゴだった。会計を済ませ、外に出る。買ったアイスが瞬時に溶けそうな暑さだ。ガッチリ気温が上がってるな。
「このまま買い物しようと思うんだけど、楓どうする?」
「いいよ、付き合う」
「楓くんと青葉がこのままデートするなら、あたしお邪魔しないけど」
こら一海。ニヤニヤすんな。
「なに言ってんの。ほら行くよ」
ずんずん歩いた。待ってよーと一海の声が聞こえる。アイスの袋を破き、口に含むと、冷たさと甘い味と香り。口いっぱいに広がった。夏だなぁ。