Catch-22 ~悪魔は生贄がお好き~
「本当に? 俺も売り子なんだけど、時間が空いたら迎えに行くよ。連絡する」
嬉しそうに微笑む将也を見ればほっとする。
「先輩のクラスは何をやるんですか?」
「うちもカフェ、かな?」
「そうなんですか……ライバルですね」
「うん、うちは卑怯な感じだけど」
「卑怯、ですか……?」
一体、どういうことなのか。
紗綾が首を傾げれば、将也はにこにこしている。
何かありそうだが、彼は教えてくれそうにない。
「当日のお楽しみ、かな?」
「はい、楽しみにしてます」
期待に添えるようにしないとね、と将也は笑っている。
もしかしたら、彼が何かするのかもしれない。
「じゃあ、教室まで送らせてくれるね?」
送ってもらうような距離でもないのだが、結局、途中までは一緒だ。断る理由もなく、紗綾は頷いた。
嬉しそうに微笑む将也を見ればほっとする。
「先輩のクラスは何をやるんですか?」
「うちもカフェ、かな?」
「そうなんですか……ライバルですね」
「うん、うちは卑怯な感じだけど」
「卑怯、ですか……?」
一体、どういうことなのか。
紗綾が首を傾げれば、将也はにこにこしている。
何かありそうだが、彼は教えてくれそうにない。
「当日のお楽しみ、かな?」
「はい、楽しみにしてます」
期待に添えるようにしないとね、と将也は笑っている。
もしかしたら、彼が何かするのかもしれない。
「じゃあ、教室まで送らせてくれるね?」
送ってもらうような距離でもないのだが、結局、途中までは一緒だ。断る理由もなく、紗綾は頷いた。