Catch-22 ~悪魔は生贄がお好き~
紗綾が着替えるのは明日の一般公開だけでいいと言われたのだが、手伝いが必要だと言われて更衣室にいた。
できることがあるなら喜んですると言ったものの、何の衣装かは一切聞かされていない。
香澄が出したのは浴衣のようだ。すぐにわかったのは夏祭りに行った時に見たからだ。
彼女らしい選択だとも言える。
だが、紗綾はそれぞれが出した衣装を見て固まった。
「な、なんで、みんな、浴衣なの?」
誰もが当然のようにしているが、紗綾は一言も聞いていない。全員浴衣だとは。
「急だったから、衣装用意できなかったし、香澄も浴衣ならOKって言うから」
「そうそう浴衣カフェってことで」
確かに香澄を説得するのは容易ではないだろう。
紗綾もいかに説得して、何を着せるか気になってはいた。
「でも、月舘さんは例の服でお願いね!」
「よろしくね!」
ニコッと笑われてしまえば、何も言えなくなる。
できることがあるなら喜んですると言ったものの、何の衣装かは一切聞かされていない。
香澄が出したのは浴衣のようだ。すぐにわかったのは夏祭りに行った時に見たからだ。
彼女らしい選択だとも言える。
だが、紗綾はそれぞれが出した衣装を見て固まった。
「な、なんで、みんな、浴衣なの?」
誰もが当然のようにしているが、紗綾は一言も聞いていない。全員浴衣だとは。
「急だったから、衣装用意できなかったし、香澄も浴衣ならOKって言うから」
「そうそう浴衣カフェってことで」
確かに香澄を説得するのは容易ではないだろう。
紗綾もいかに説得して、何を着せるか気になってはいた。
「でも、月舘さんは例の服でお願いね!」
「よろしくね!」
ニコッと笑われてしまえば、何も言えなくなる。