Catch-22 ~悪魔は生贄がお好き~
「あ、うちのクラスの方、本当に危険だから近付かないでね? 田端君でもいれば別だろうけど、一人は駄目だよ」
念を押すように言わると、また興味が出てしまう。
「いや、いっそ、冷やかしに行くのもありだろ?」
佐野はニヤニヤと笑っている。それは楽しいことなのだろうか。
「ショックで保健室に逃げられたらどうするの。大体、佐野が離れたせいでエスケープされたかもしれないし」
「真っ先に逃げた奴が言うなよ」
佐野はじとっと将也を見るが、全く効果はないようだった。
「写真は後で見せてあげるよ。写真部の泉水さんにいっぱい写真撮ってもらえるように手配したんだし」
写真部の泉水と言えば、それなりに有名な人物だ。
いつもイベントがあるとカメラを片手に走り回っている。オープニングでもその姿は目撃されている。
だから、紗綾も彼女のことを認知していた。
念を押すように言わると、また興味が出てしまう。
「いや、いっそ、冷やかしに行くのもありだろ?」
佐野はニヤニヤと笑っている。それは楽しいことなのだろうか。
「ショックで保健室に逃げられたらどうするの。大体、佐野が離れたせいでエスケープされたかもしれないし」
「真っ先に逃げた奴が言うなよ」
佐野はじとっと将也を見るが、全く効果はないようだった。
「写真は後で見せてあげるよ。写真部の泉水さんにいっぱい写真撮ってもらえるように手配したんだし」
写真部の泉水と言えば、それなりに有名な人物だ。
いつもイベントがあるとカメラを片手に走り回っている。オープニングでもその姿は目撃されている。
だから、紗綾も彼女のことを認知していた。