.゚*Milky Way*゚.
夜。


「夕芽、もう具合悪くない?」

「熱は大丈夫?」

「ありがと。大丈夫だよー」

弟2人が心配そうに私に話かける。


ママは居酒屋の仕事に向かった。

今は兄弟3人での夜ご飯中。

ママはほぼ毎日仕事だから、こうやって3人で食べることが多い。


「2人共、宿題は終わった?」

「やったー」

「もうとっくに終わってるよ」

ご飯を食べながら、たわいもない会話をするこの時間が、とても好き。

ほっとする一時。



「美味しかったー。ごちそうさまでした」

いつものように食器を下げようとすると、


「いいよ。今日は俺達が食器洗うから、夕芽は休んでて」

「そうそう休んでて!」

と、私の手から食器を奪う2人。


「いいよー。できるから大丈夫」

「「ダメ」」


有無を言わさぬ2人の様子に、

「……ありがとう。じゃあお願いしちゃおうかなっ」

今日は甘えることにした。



凄く心配してくれてるんだな…。
優しさが身に染みる。

家族っていいな。
なんだかしみじみと、そう思った。
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