.゚*Milky Way*゚.
「今日はほんと夕芽さんと話せて良かった」

「私も…叶斗くんと話せて良かったよ。ありがとう…」

心を込めて、ありがとうを言った。少しでも、伝わってればいいな…。


「そろそろ帰ろっか」

「…うん。そうだね」

もう、帰るのか…。
名残惜しくて、胸がぎゅっとなる。まだまだ、叶斗くんと一緒にいたい。ずっとこの時間が続けばいいのに。

なんて…ワガママな願いだね。


ベンチから立ち上がり、一歩前へ出る叶斗くん。

その後ろ姿を、じっと見つめる。

胸がきゅーっとなって、苦しい。


「家まで送るよ」

振り返り、叶斗くんが言った。


「…ありがとう」

私はそう言いながら、ベンチから立ち上がった。


まだもう少し、叶斗くんといれる…。とにかく今は、この時間を精一杯楽しもう。
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