.゚*Milky Way*゚.
ベガとアルタイル
初夏。
あたたかな陽射しと爽やかな風が頬をくすぐる。
「はい、この公式ちゃんと覚えろよー」
先生の声とチョークの音が教室に響く。
今は数学の授業中。
窓側の席は居心地がいい。
外の景色を眺めれるし、時折ふく風が気持ち良くて、とても落ち着く。
だけど…
私は窓の外から目をそらし、チラリと斜め前の席へと視線を向けた。
サラサラと優しく風になびく、叶斗くんの髪。
ふわりと胸があったかくなる。
この席が一番の理由は、叶斗くん。
ずっと見ていられるから。
ほんとは隣が良かったけど、隣だとこんなふうに見ていられないもんね。
頬杖をつきながら、幸せな気分に浸る。
あたたかな陽射しと爽やかな風が頬をくすぐる。
「はい、この公式ちゃんと覚えろよー」
先生の声とチョークの音が教室に響く。
今は数学の授業中。
窓側の席は居心地がいい。
外の景色を眺めれるし、時折ふく風が気持ち良くて、とても落ち着く。
だけど…
私は窓の外から目をそらし、チラリと斜め前の席へと視線を向けた。
サラサラと優しく風になびく、叶斗くんの髪。
ふわりと胸があったかくなる。
この席が一番の理由は、叶斗くん。
ずっと見ていられるから。
ほんとは隣が良かったけど、隣だとこんなふうに見ていられないもんね。
頬杖をつきながら、幸せな気分に浸る。