.゚*Milky Way*゚.
夜なのに、真っ暗なはずなのに、不思議と道は明るい。
まるで道標のように、明るい光に照らされた道。私はその道をただひたすら歩き続けた。
だけど歩いても歩いても、どこにも辿り着かない。
歩き疲れた私は、また空を見上げた。
すると星空の中に、さっきまで見えなかった青い十字架が見えた。
あれはきっと、南十字星だ…。
ぼんやりと、頭の中で思う。
青く光る十字架を、私はじっと見つめる。
手を伸ばしてみた。
やっぱり届かない。掴めない。
哀しくて…また俯いた。
涙が一粒、零れた。
地面に涙が落ちた次の瞬間。
地鳴りのような、何かが崩れる音が聞こえ、ばっと顔を上げる。
全てがモノクロの景色に変わった。世界が急に、灰色になった。
地面が激しく揺れ出し、足場がなくなる。
そして、無音になった。
何も聞こえない。
スローモーションのように、ゆっくりと闇の中に落ちてゆく…。
奥底まで、落ちていった。
心の中で思う。
弱い自分。私は、こんな弱い自分が嫌い。大嫌い…。
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まるで道標のように、明るい光に照らされた道。私はその道をただひたすら歩き続けた。
だけど歩いても歩いても、どこにも辿り着かない。
歩き疲れた私は、また空を見上げた。
すると星空の中に、さっきまで見えなかった青い十字架が見えた。
あれはきっと、南十字星だ…。
ぼんやりと、頭の中で思う。
青く光る十字架を、私はじっと見つめる。
手を伸ばしてみた。
やっぱり届かない。掴めない。
哀しくて…また俯いた。
涙が一粒、零れた。
地面に涙が落ちた次の瞬間。
地鳴りのような、何かが崩れる音が聞こえ、ばっと顔を上げる。
全てがモノクロの景色に変わった。世界が急に、灰色になった。
地面が激しく揺れ出し、足場がなくなる。
そして、無音になった。
何も聞こえない。
スローモーションのように、ゆっくりと闇の中に落ちてゆく…。
奥底まで、落ちていった。
心の中で思う。
弱い自分。私は、こんな弱い自分が嫌い。大嫌い…。
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