.゚*Milky Way*゚.
待ってる間、ふと窓の外を眺めた。外はもう真っ暗。

だけど、ここから見る景色は嫌いじゃない。

ここには叶斗くんがいるから。
とてもシンプルな答え。

独りじゃなければ、夜も怖くない。



「お待たせ」

しばらくすると、叶斗くんがパフェとカクテルを持ってやって来た。


「わぁー…!」

…ん?

と、すぐ何かおかしなことに気付く。

あれ?私、1つずつしか頼んでないよね?

それなのに、叶斗くんが運んできた七夕パフェは2つ…カクテルも2つ。

なんで?


不思議に思っていると、叶斗くんはパフェとカクテルをテーブルに置き、そのまま私の目の前の席に腰をおろした。

えっ!?
訳がわからず、思わず叶斗くんを見つめてしまう。


「ちょうど休憩入っていいって言われたから、一緒にいいかな?」

そう言って、笑顔を浮かべる叶斗くん。



…驚き過ぎて、一瞬固まってしまう。


「…もちろんっ!」

だけどすぐに、ドキドキしながら返事をする。断る理由なんてあるわけがない。

ビックリしたぁ…!
ちょうど休憩とかラッキー…。
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