.゚*Milky Way*゚.


まさか一緒に食べれるなんて思ってなかった…。

目の前に座る叶斗くんに視線を向ける度に、胸がキュンとなる。

ほんとに、勇気を出して来て良かったな…。


だけど、さっきから緊張し過ぎて、ドキドキし過ぎて、うまく食べれない…。

どうしたら緊張しないようになるんだろう?

なんて…そんなことを考えてみても、答えは出ない。


…それにしても、パフェもカクテルも本当に美味しいな。

一口食べるごとに、飲むごとに、幸せな気持ちになる。

心がふんわり温かくなって、思わず笑みがこぼれた。
やっぱり、叶斗くんと一緒だからかな?

幸せが、倍になる。


と、次の瞬間叶斗くんと目が合い、ドキンと胸が弾む。


「幸せそうだね」

「えっ…」

「凄くニコニコしてるから」

笑顔で叶斗くんにそう言われ、恥ずかしくて、照れ笑いのような微妙な笑みを浮かべる。

うぅ…頬が熱い。
そんなに顔に出ちゃってたかな?
恥ずかしい…。

だけどほんとに幸せなんだもん…。仕方ないよね。

照れを隠すように、私はカクテルを一口飲んだ。
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