.゚*Milky Way*゚.
すると、向こう側で店員さんが壁に何かを貼り付けている姿が目に入った。

貼り終わると、今度は私と叶斗くんが座る席の近くにやって来て、また同じ作業。

なんだろう…?
自然と目が向いてしまう。

素早く貼り終わると、また別の場所に移動する店員さん。


壁に貼られたのは、ピンク色の星形の紙だった。

わぁー…可愛い。
そこには七夕パフェと七夕カクテルのメニューと、ある文章が書かれていた。


『カップルでパフェを食べると今よりラブラブに…☆』

『片思いの人は、好きな人と食べると両思いに…☆』


カクテルも一緒に…と、書かれていた。

両思い…。
その文字に目が釘付けになる。


私が貼り紙を見ているのに気付いたのか、叶斗くんが口を開いた。

「あれ、店長が考えた案なんだよ。それで、バイトの子が作ったんだ」

「…そうなんだ!可愛いね…それに、なんだかロマンチック」

「だよね。七夕らしい感じ」

「うん…」

話しながら、なんだか恥ずかしくなってきた。
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