.゚*Milky Way*゚.
チラリと叶斗くんを見ると、また目が合った。

…っ。
すぐにお互い目をそらす。

もぉー、なにこれ…!
どうしたらいいのっ!?

ドキドキドキドキ…胸の鼓動が煩い。

意味もなく七夕カクテルのストローをくるくると回しながら、照れを誤魔化そうと必死になる。


…と、次の瞬間、叶斗くんの笑い声が耳に入った。

思わず叶斗くんを見る。


「あっ、ごめん…」

と、慌て謝る叶斗くん。

「ううん…」

答えながら、ストローをただひたすらくるくる回す。


さっきは私が笑っちゃって…今度は叶斗くんから笑っちゃって…。


…………。


「あはっ…」

さっきとは逆のやり取りに、私もなんだかおかしくなり、気付いたら笑っていた。

そんな私を見て、叶斗くんもまた笑い出す。

いつの間にか気まずい空気は消え、2人で笑い合う。


トクトクと、静かに心音が響いてゆく。

私、叶斗くんのこと…本当に大好きだな。

目の前で笑う叶斗くんの姿に、また心にふわりと優しい風が吹いた。





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