透明な君



「もう…大丈夫なのね?」



チクリと胸が痛んだ。


まだ立ち直ったわけではなかった。



でも これ以上心配をかけるわけにはいかない。
誰1人として。

誰に聞かれても

何度聞かれても

僕はいつでもこう応えよう。







「うん…僕は“大丈夫”」





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