透明な君

ああ、誰か─────…

この切ないウソに気づいてくれますように。



１人でもいい。

ハルくんの心に指先から触れて
両手いっぱいで優しく強く抱きしめて。



私のせいで
ハルくんが苦しい…


ハルくん ハルくん

ごめんなさい


せめて
ごめんなさいだけでも
伝えられればいいのに…


私の１番大切な人を私が苦しめている…


ハルくん

怒ってるよね。

私が 憎いですか？


ハルくん…

私のために
たくさんの涙
ありがとう。

たくさんの苦しみに
ごめんね。


本当に弱いのは私だから。
ハルくんは

とっても強くて優しいってみんな知ってるから。


どうか どうか

ハルくんに優しい笑顔が戻りますように。

ハルくんに新しい生活がやってきますように…。

“私”という存在で
ハルくんを永遠に呪縛しませんように…！！


ハルくん…

大好きです。


あなたが思ってくれたように
私も 今までが幸せで

今もあなたが愛しくて
これからもずっとずっとあなたに私の心は
惹かれ続けていく…。

もう 私の思いは変わらない。



だって死んじゃったから…。