透明な君

誰もいない朝の教室はどこか神秘的だった。


窓から入る光
きれいに並べられている机
緑色の黒板…
静かな空間。


人が足を踏み入れたことのない秘境に
自分だけがいる。


優越感に近い何かが
僕を包み込んでいった。
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