透明な君


変わらないみんなの僕への態度…。
変わりないクラスの陽気さ…。


温かかった。


でも この当たり前の日常に、当たり前のようにサツキがいない…。


改めて打ちつけられた現実に甘い思い出が重なって…


どうしようもないほど
苦しく狂おしいほど
頭を埋め尽くす…。



バラバラになったパズルが
再び繋がったと思った。でも

肝心な君がすっぽり抜けている…。


ピースごと消えてしまった。


違うっ!!
僕が…
なくしてしまったんだ。


思い出より大切な君を…。


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