透明な君
もう…
透明であり真っ白である私の手は
あなたに触れることができない。
無音の私の声は
あなたに届くことはない。
ごめんもありがとうも好きも愛してるも
全部 全部いらないっ!
今 幸せだ
と…
聞かせてください……。
私の役立たずのこの腕はあなたを抱きしめることさえできないのに…。
サツキという存在が
あなたの心を強くきつく縛っているのだとしたら…!
ああ、神様神様神様っ!!!
彼の頭から心から
全て私を消し去って…!