ラスト・エンジェル
結衣の言葉は、特に最後の節は意味が深すぎて、私にはあの時まだ理解できなかったんです。

思い出せば思い出す程、改めて気付かされます。

結衣は…いつだって、本当に、自分の家族を愛していたんですね。

彼女はいつだって、自分のことは二の次どころか三の次で、私から見れば、優しさ通り越して何てお人よしなのだろうとか、もう少し自分を大切にしてあげてもいいのにとか、そう思うことばかりでした。

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