ラスト・エンジェル
-最終章- 幸せの定義
幸せの微分
エリカさんへのメールは、また間隔が空いてしまった。
『エリカさん、こんばんは。夜遅くごめんなさい。
先週末、会社の役員と飲む機会が偶然ありました。
開発本部の本部長を兼ねている人で700人の部下を持っている人です。
僕はいつも講堂のような大きな場所で話を聞くだけで、会ってもエレベータなどで挨拶をする程度の人です。
そんな本部長と本部長の飲み着けの飲み屋に行ったのですが、飲み屋のかみさんにはすごく弱くて…。
「すごく偉い人なんですよ。」ってかみさんに言っても、
「(謙虚だから)本当に偉い人なのかどうかわからないんだよね。」って。
『エリカさん、こんばんは。夜遅くごめんなさい。
先週末、会社の役員と飲む機会が偶然ありました。
開発本部の本部長を兼ねている人で700人の部下を持っている人です。
僕はいつも講堂のような大きな場所で話を聞くだけで、会ってもエレベータなどで挨拶をする程度の人です。
そんな本部長と本部長の飲み着けの飲み屋に行ったのですが、飲み屋のかみさんにはすごく弱くて…。
「すごく偉い人なんですよ。」ってかみさんに言っても、
「(謙虚だから)本当に偉い人なのかどうかわからないんだよね。」って。