ラスト・エンジェル
僕はその様子に微笑みながら、シオンの後ろをついていく。

しばらく行くと、前方で白い大きな犬が木陰で眠っていた。

シオンは同じようにその犬の足元に寝そべった。僕も真似してシオンの足元に寝そべった。

…シオンの肉球を久しぶりに肌に感じながら、僕は眠りについてしまった。

どれくらい経っただろう。

目を覚ますとシオンは固くなっていた…。

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